2025年5月19日 熱中症予防にもってこい!暑熱順化!!
お久しぶりです!トレーナーの江口です(⌒∇⌒)
気づけば暑さも徐々に増してきました💦
この時期から気をつけていきたいのは熱中症です!
今回はその熱中症予防の一つとして行われる「暑熱順化」について紹介します!
・熱中症発生時期
熱中症の発生時期を見てみると5月頃がから徐々に増加し、7月~8月にピークを迎えています!
(引用:総務省消防庁ホームページ 熱中症情報)
熱中症には、気温だけでなく湿度も関係してきます!
下記のグラフを見ると熱中症発生時期の高かった7月に気温・湿度ともに高い数値を示しています。
(引用:横浜市 年間の温度・湿度クライモグラフ)
また熱中症予防として環境省では、暑さ指数(WBGT)の活用を推奨しています。
WBGTとは先ほど紹介した、気温、湿度、そのほかに日射・輻射をもとに示されます。
下記のグラフから高温多湿になるにつれて熱中症リスクが高くなることが示されています。
また、気温が低くても湿度が高い事で熱中症警戒段階にもなってしまいます。
(例:気温29℃ 湿度85% 厳重警戒)
・日常生活に関する指針
(引用:日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013))
・運動に関する指針
(引用:(公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019))
高温多湿になるにつれて運動時だけでなく外出時のリスクも上がります。
夏本番になってから熱中症予防を行ってからでは少し遅いかもしれません・・・
なので、この時期から予防していく事が大事になってきます!
・暑熱順化とは
簡単に説明すると、暑さに身体が適応する事です。
暑さに慣れていない状態で高気温の中生活をしていると、身体の熱を上手く逃がせず熱中症になってしまいます。
なので、実際に気温が高くなる前から、多少の汗をかいておくことが大事です!
・暑熱順化の効果
・発汗機能の向上
早く汗が出るようになり、発汗量も増え熱放散が促進されます。
・皮膚血管の拡張
皮膚の血管が拡張されることで、身体の表面からの熱放散が促進されます。
・血液循環量の増加
血液の循環量が増加することで、体内の熱を効率的に放出できます。
・熱中症予防
上記の理由などから体温が上昇しにくくなり、熱中症リスクを軽減できます。
・暑熱順化の方法
(引用:厚生労働省・暑熱順化)
少し大変かもしれませんが、2週間程続ける事が推奨されています。
暑熱順化をするにあたって一番気をつけたい事は、熱中症です・・・
予防の為に行っていることで、熱中症になっては元も子もありません((+_+))
・実施時の注意点
・無理のない範囲で行う
まずは安全第一です、頑張り過ぎずに行っていきましょう
・水分補給
実施中の水分には電解質を含む飲料(スポーツドリンクなど)がオススメです、水分補給はこまめに行っていきましょう
・体調管理
体調不良を感じた場合は、中断して下さい。実施前後では睡眠や食事もしっかりとっていきましょう
・服装
通気性の良いゆったりとした服装がオススメです
・涼しい環境
家で実施の際はエアコンなどをつけ快適な環境で実施していきましょう。
・効果期間
順化効果の消失一度獲得された順化の効果は短時間(1週間以内)では消失しないと考えられます。
極端に涼しい環境で長時間過ごし続けたり、トレーニングを長時間中断したりすることがなければ、得られた効果が短期間で失なわれる可能性は低いと考えられます。
(引用:日本スポーツ振興センター・競技者のための暑熱対策ガイドブック)
逆をいうと暑熱順化を行ったからあとはダラダラしたり、何もしなくていいという訳ではありません。
効果を長く持続させるために、暑熱順化を行った後も意識的に適度な運動を行っていきましょう!
まとめ
気温・湿度が上がり熱中症リスクが増加する前、この時期から身体を暑さに慣れせることが重要です!
方法としては日常生活で、運動や入浴をすることで汗をかくことで暑さに負けない身体をつくります!
また実施中はリスクも伴う為、無理のない範囲で安全に実施していきましょう!
そして、暑熱順化を行ったから熱中症にならないわけではありません!
夏本番には水分補給や食事、睡眠などしっかり行い、引き続き熱中症にならないよう気をつけていきましょう!