有酸素運動・無酸素運動って何だろう??
トレーナーの近藤です!
運動の秋になりましたね!!
今回は運動をする上でエネルギーのお話をさせて頂きます!
運動をするにはエネルギーが必要。
そのエネルギーを作る工程を、「代謝」と呼びます。
エネルギーの作り方は「酸素」が必要か・必要でないかによって大きく2つに分けられます。
①エネルギーを作るのに酸素が必要なもの=有酸素性代謝
②エネルギーを作るのに酸素がなくても良い物=無酸素性代謝 の2つに分けられます。
①は酸素がないとエネルギーが作れませんが、②は酸素があってもなくても変わらず作れます。
①と②の割合で①が多い運動を一般的に有酸素運動。②が多い運動を無酸素運動と呼んでいます。
なので実際、無酸素運動の代表の短距離走でも2割ほどは酸素を使ってエネルギーを作っているんです!!
運動時に使われるエネルギー
運動時にエネルギーを作るために使われる物質は主に糖(グリコーゲン)と脂質(脂肪酸)です。
基本的にどちらも使われていますが、運動の強度が増えるとその割合が変化します。
まず、糖は運動の強度が高くなるほど利用が増加します!
脂質はというと、全力の50~60%ぐらいの運動強度までは脂肪の利用も増加するとされています。しかしそれ以降は徐々に脂肪の利用は落ちて糖を多く使うようになります。
つまり、脂肪を効率よく燃焼しようと考えた場合、安静時の60%ぐらいの強度で運動するのが良さそうです!!
正確に強度を測ろうとするといろんな機材が必要になりますが、簡単な方法では心拍数を用いる方法があります。
その中でも最も簡単な方法をご紹介します!
220-年齢=A A×0.6=目標の心拍数となります。
少し毎日の運動から意識してみてはいかがでしょう!
<参考文献・書籍>
Spencer and gastin , Energy system contribution during 200-to 1500m running in highly trained athletes : Journal of American College of Sports Med(2001)
Van Loon LJC, et al , The effects of increasing exercise intensity on muscle fuel utilisation in humans : Journal of Physiology (2001)
著:八田 秀雄 , 乳酸サイエンスーエネルギー代謝と運動生理学:市村出版