外に出て日光を浴びよう!!
こんにちは
トレーナーの江口です。
近頃、寒さが厳しくなり日光を浴びる時間が少なくなっていませんか!?
今回はその「日光」が身体にもたらす効果について書いていきます!
【ビタミンD】
〇日光を浴びるとビタミンDがつくられる
皮膚が紫外線を浴びると、ビタミンDが作られます。
また、ビタミンDには、体内に入ってきた細菌やウィルスを破壊する細胞を活性化させ、免疫力を高める機能もあります!
〇骨がつくられる
ビタミンDはカルシウムの吸収を高める働きがあります。
ビタミンDが足りないと、カルシウムの吸収が低下し、身体はカルシウム不足になります。
カルシウムは骨の主な成分です!
そのため、ビタミンDが作られないことで骨に様々な疾病が発生します。
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- 子供では「くる病」という骨が弱くなる疾病が。
- 大人では「骨軟化症」という骨痛を訴えるなどの疾病が。
- 高齢者では、骨折のリスクが高まります。
このようにどの年代でも、骨の異常を引き起こす原因となります。
【体内時計】
身体の体温や睡眠、ホルモン、血液は、毎日時間と共に変化します。
この変化をコントロールしているのが、体内時計(サーカディアンリズム)です。
しかし体内時計は、25時間周期で設定されているため、毎日1時間のズレが生じると言われています。その結果、睡眠障害や消化など、身体に様々なズレが生じてきます。
このズレを調整してくれるのが日光浴になります。
〇日光を浴びると自然な睡眠を誘発してくれる
ここでは2つのホルモンが重要になってきます!
1.セロトニン
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- 幸福ホルモンとも言われ、気分、痛み、睡眠周期などに関わっています。
- 脳を活性させる働きもある為、朝起きて頭がぼんやりする際は、セロトニンが減少することが原因にあります。
- 日光を浴びる事で分泌が増加してくれます!
- 朝に有酸素運動を行うとセロトニンの分泌が増加するとも言われています。
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2.メラトニン
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- 睡眠ホルモンとも呼ばれています。
- メラトニンはセロトニンから14~16時間かけて作られます。そのため日中に日光を浴びセロトニンを増やすことで、夜間にメラトニンの分泌が高くなり、自然な睡眠を誘導してくれます!
- メラトニンは身体のダメージを保護してくれる為、病気の予防にも効果のあるホルモンです。
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〇日光と栄養、メラトニンの関係
日光を浴びるだけでは、先程説明したホルモンは増加しにくいです。
では何が必要になるか・・・栄養です!
図に記載したように、睡眠ホルモンであるメラトニンを作るには、タンパク質、鉄分、ビタミンB6、マグネシウムなどの栄養素の協力を受けて作られます!
つまり
メラトニンを作るには、食事で栄養をしっかり摂り、日光に浴びる事が大切なのです!
【日光を浴びる時間】
日光を浴びる時間は、30分前後当たる事が良いと言われています!
紫外線の強くなる、春や夏では1日15分程度、秋や冬では1日30分程度が良いと言われています。
上記で説明した骨に関しては、公益財団法人 骨粗鬆症財団がこのように記載しています。
「夏なら木陰で30分、冬なら手や顔に1時間程度、日に当たるだけでじゅうぶんです。」
引用:公益財団法人 骨粗鬆症財団 Japan Osteoporosis Foundation
【まとめ】
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- 日光により、ビタミンDを作られることでカルシウムの吸収が増加し、骨を強くしてくれます!
- 朝30分前後、日光を浴びる事で夜間に自然な睡眠を誘発してくれます!そこには食事をしっかり摂ることが重要です!
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このように、日光を浴びる事で様々な効果があるため、
朝起きたらまずはカーテンを開けて1日を始めてみてはいかがでしょうか!!