トレーニングの原理・原則 ②特異性の原理
トレーナーの近藤です。
前回に引き続き、トレーニングにおける原理・原則についてになります。
今回は②という事で「特異性の原理」についてお話します。
~前回のおさらい~
筋力・持久力などを鍛えるためには今の身体に対する負荷よりも「大きい負荷」もしくは「違った負荷」を加える必要があるといったものでした。
それでは、本題に入っていきましょう!
「特異性の原理」
当たり前のことですが、スクワットをすればスクワットで使われた筋肉が鍛えられます。
懸垂をすれば懸垂で使われた筋肉が鍛えられます。
懸垂をしてもスクワットで使う筋肉は鍛えられません。
トレーニングによる筋力向上などの効果は、行ったトレーニングに依存し特異的なものです。
これを「特異性の原理」と言います。
鍛えたい能力に合わせてトレーニングの選択をしていく必要があるという事です。
そこで大切になってくるのが「トレーニングの目的」です。
筋力を向上させたいのか?持久力を向上させたいのか?または、動きを獲得・鍛えたいのか。
目的によってやるべきトレーニングは異なります。
目的に合ったトレーニングをしましょうという事ですね!
また同じトレーニングでも、「出来るだけ重いものを持つ」と「短い時間で大きな力を出す」と
「大きな筋肉をつける」ではやり方が変わってきます。
先ずはしっかりと自身の目的を明確にしてトレーニングに励んで行きましょう!!
参考文献・書籍
Essentials of Strength Training and Conditioning 第4版:ブックハウスHD